選挙後、家の書棚にあった「沈まぬ太陽」(全5巻:山崎豊子著)を一気に読んだ。
偶然にこの話が映画化され今月、封切りされるそうである。

帯には
「この国を覆う、おそるべき良心の不在」。
あとがきには
かって小説「不毛地帯」で、経済の繁栄と共に、良心を失いつつある日本の精神的不毛を
テーマしたが、それから20年経った今、何ら変わっていないことに不気味な怖ろしさを覚える。
学生の頃「複合汚染」(有吉佐和子著)という小説が一世風靡した。
周りの人達から“一体、何を食べればいいのか”という不安な言葉を聞いたが、
その時、食物に関する汚染は改善されるだろうと感じたが、そうではなかった。
その方法はより巧妙化そして組織化した。
そして、この本に登場する「労働組合」。
「労働組合」はもはや労働者の権利を守るために存在するのではなく、
政治屋を取り込んだ単なる「利権」組織に成り下がっている事である。
現代社会においてはどうであろうか
政治屋を取り込むのではなく「組織内候補」を擁立し、
兵隊である多くの組合員が選挙に駆り出す。
国家ではなく、己と組織の利益をも守るために・・・。
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投稿者: 探究者 | 2009年10月17日 21:53