僕の堺⑲ 【和泉式部と与謝野晶子】 

和泉式部と与謝野晶子

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 無粋な私が語る資格はないが、堺にゆかりの二人の女流歌人は、
和泉式部(平安中期、生没年不詳)と与謝野晶子(明治十一年生、昭和十七年没)だ。

 私が子供の頃に遊んだ家原寺の近くに和泉式部の屋敷跡があり小さな石が建てられている。
与謝野晶子は堺旧市内の宿院近くの菓子を商う老舗に生まれ、
明治三十三年にリゾート地だった浜寺公園内の旅館で行われた歌会で与謝野鉄幹と親しくなった。
 この二人の歌人の共通点は、ともに臆することなく女性の官能を歌ったことだ。

 与謝野晶子には有名な「みだれ髪」という歌集があり、恋する女の黒髪が歌われている。
和泉式部には、
「黒髪の みだれもしらず うちふせば まずかきやりし 人ぞ恋しき」という歌がある。
千年前に、みだれ髪のままもだえる女の恋を見事に歌っている。
与謝野晶子も、
「やは肌の あつき血汐に ふれも見で さびしからずや 道を説く君」と歌った。
君よ、私を抱いておくれと歌っているのだ。
 
堺ゆかりの、約千年前の現代に生きた二人の女性歌人はともに実に堂々と恋
を歌う。


与謝野晶子生家跡
 生家は南北に走る紀州街道に面した老舗、今はその跡に日本最古の
私鉄である阪堺線のちんちん電車が走っている。

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コメント

和泉式部も与謝野晶子も、生前は今ほど評価は高くありませんでしたね。 周囲の文学への理解のない仲、命を懸けて恋をし、恋を歌った方達ですよね。 一つのことに命を懸けているという点では、西村先生とも共通点があるのではないでしょうか。
出鱈目な地方分権議論もなんとかしてください。 全国統治と地方分権、統治と行政の再構築と「超」効率化、これらを抜きにした地方分権は痴呆分権にしか見えません。
素敵ですねー、もしも機械があれば今度は着物の写真もよさそう。

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