憲法タウンミ-ティングに参加して
1.日 時 :平成20年10月25日 19:00/21:40
2.場 所 :ウエスティ西文化会館
3.主 催 :社団法人堺高石青年会議所
4.内 容
4-1.基調講演(青山繁晴氏)
青山氏の講演はTVで見る印象と変わらず、弁舌明快にして、熱意彷彿とした語りかけは、
聴衆を惹きつける魅力に溢れていた。
憲法論議に入るまえの布石として、以下のような動機付けの説明がなされた。
①. 憲法は「国民が権力者を抑制するためにある」
②. 国民投票は憲法を国民の手に取り戻す手段。
③. 米国の軍事力のかげりがドルの信用不安を引き起こし、金融不安を招いている。
④. 戦勝国(米国)が敗戦国(日本)の憲法草案を作成したことは、国際法違反
⑤. しかし、日本国民はこの憲法を一行足りとも変えようとはしなかった。
⑥. 天皇は開戦に反対だった。
⑦. 憲法第65条・行政権は内閣に属する。本来は内閣総理大臣であるはず。
連帯責任ということは、誰も責任をとらないということになる。
⑧. ドイツには基本法はあるが、憲法はない。
占領下に制定された基本法を国民の意思によって変えることの意味付けが始めからなされ
ていた。
⑨. ドイツには原爆を落とさなかった。
有色人種の日本を標的として2種類の原爆で人体実験を行った。
⑩. 憲法第9条には1項の武力を行使しない、2項の陸空海軍その他を持たないの他に
平和を維持するための第3項が必要。
⑪. 尖閣諸島、竹島、北方領土、拉致被害に対して、日本は何が出来るか。
米国は何もしてくれない。
4-2.パネルディスカッション
コ-ディネ-タ- 青山繁晴氏
パネリスト 改革クラブ・衆議院議員・西村真悟氏
民主党・前衆議院議員・ つじ 恵氏
堺高石青年会議所理事長・的場慎一氏
①. 日本国憲法に対する基本的考え方(護憲か、改憲か)
つじ氏・・・護憲
(憲法とは、国民の人権を保障し統治機構のあり方を決めるもの
日本国憲法はその機能を果たしてきた)
西村氏・・・改憲
(わが国の根本規範を示すのが憲法、制定から60年経った今、
最早米国には頼れない。自主憲法を制定すべき)
的場氏・・・改憲
(現憲法は個人の権利が前面に出て、国の理念が無い。
何を原理・原則として生きてゆくのか、日本としての背骨になるものが必要)
②. 日本国憲法の制定経緯について
つじ氏・・・制定経緯について不備があったとしても、それを改憲の理由にすべきではない。
日本側が選択したことを評価すべき。
西村氏・・・占領下の日本側に選択肢はなかった。原点に戻るべき。
的場氏・・・選択したことにはならない
③. 国民の権利および義務について(JCIの提案テ-マ)
つじ氏・・・個人の利己主義はモラルのレベル
的場氏・・・自由と権利と義務のバランスがとれていない
公の国民の義務を憲法にとりいれるべき。
西村氏・・・日本国憲法には祖国を防衛する義務を示していない
④. 自衛隊は違憲か合憲か
つじ氏・・・明確な言なし、集団的自衛権を優先的に考えるべきでない?
西村氏・・・自衛隊は軍隊、集団的自衛権を行使できないのであれば第9条を改憲すべき。
的場氏・・・自衛隊の存在を明確に定義すべき
⑤. 核武装について
つじ氏・・・No 日本が軍事力を強化することは、北朝鮮を刺激することに繋がる。
西村氏・・・Yes非核三原則は矛盾だらけ、核抑止力を持たなければ、
東アジア における日本の安全は維持できない。
的場氏・・・No 戦争にもル-ルが必要
5. パネルディスカッションを通じての印象
つじ氏は理想論的護憲不戦論者、希望的楽観論者
西村氏は現実的改憲自衛論者
的場氏は具体的条件付き改憲自衛論者・・・
と感じられた.
つじ氏は西村氏に対抗するため、敢えて護憲の立場を明確にしようとしたのかもしれないが、
自分の意見として消化しきれていないところがあり、分かり辛かった。
民主というよりは社民の臭いが強い。
西村氏は極めて明確に改憲自衛論を展開したことで、ぶれない姿勢を印象付けたが、平和主義者には、危険な存在と受け取られたと思われる。
的場氏は市民的な感覚から部分的な改憲を主張しており、具体的な議論のガイド役を
果たした。
青山氏より、共産党の坂本氏にも参加を呼びかけたが、不参加のため応答なし。
「土曜日の夜」に公務が入った岡下氏は、大きなマイナス要因を作ったと見られる。
いずれにしても、憲法に対する市民レベルの興味が大きく醸成されたことは大いにプラスであったと評価される。
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コメント
投稿者: ショコ | 2008年10月29日 12:15
投稿者: ゆき | 2008年10月30日 02:58
投稿者: 日本の桜姫 | 2008年10月30日 09:36
投稿者: 匿名19611013 | 2009年09月07日 20:13